インダストリアルデザインの生みの親
インダストリアルデザインの生みの親レイモンド・ローウィーによる自伝的、私小説的、デザイン入門書的な本。 デザイナーの著書にありがちな、日記だか自慢話だかわからない、私的な友達の話が盛りだくさんなあたりはご愛嬌。読書なれした人は読み飛ばせばいい。興味深いのは、1930〜1960年代に活躍した人物であるにもかかわらず、未来派に対して嫌悪感を抱いており、美的要素より製造コストや製造工程の合理化を優先するくだりである。 インダストリアルデザイナーを志す人にとっては必読書であることは間違いない。
鹿島出版会
レイモンド・ローウィ―消費者文化のためのデザイン インダストリアルデザインが面白い―第一人者が教える“モノに命を吹き込む”極意 (KAWADE夢新書) デザインの輪郭 誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
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